アルバムレビューをあまり見かけない作品か?
米国コロラド州デンバーのメタルコア、ポストハードコアバンドのDrop Dead Gorgeous (ドロップ デッド ゴージャス) の1stアルバム「In Vogue」(2006年、Rise Records)、私のメタル歴の中でも上位にランキングしてくる名盤だと思いますが、なぜかアルバムレビューが著しく少ないのでご紹介してみました。
Rise Records と言ったら、バンドとしては、The Devil Wears Prada、Attack Attack とかの方が格上な感覚ですが、Drop Dead, Gorgeous のこのアルバムだけは凄かった。Drop Dead, Gorgeous も何枚かアルバムを買いましたが、、やはり「In Vogue」はこのバンドでは群を抜いて良い出来です!CDはもはや、マイナー過ぎて、手に入れるのが難しいかもしれませんが。。
DROP DEAD, GORGEOUS 「IN VOGUE」
2006. 米国
スクリーム・・・8割
評価・・・92点
ボーカルの声質にクセがある、というか、けっこう特徴的なスクリームなので、苦手な人は駄目なんだろうと思う。Dark Tranquillity 、Children of Bodom、Nile とかでデスボイス耐性を鍛えていた私でも慣れるまでに時間がかかったので。。
ですが、その特徴的なスクリームと、不協和音を織り交ぜたギターに、フックの効いた、タイトなドラミングが相当なヘヴィネスと破壊力を生み出している。。そして、それを更に際立たせているのが、シンプルなピアノサウンド。。。
これですよ、これ。この破壊的なサウンドに美しいピアノの旋律を混ぜることで、より破壊力が増してしまうという、、、反則技w
わたしのおすすめのキラーチューンはこちら。
1.Dressed for Friend Requests
アルバム1曲目からキラーチューンを叩き込んできた。美しいピアノの美旋律から、破壊的なスクリームとギターサウンド、タイトなドラミングで、文句なしの出来。メタルコア好きならこの1曲の為だけにアルバムを買ってもいいと思います。
2.Girl, Are you on Your
2曲目もすごい名曲。3連系のイントロから入ってくる曲。展開が素晴らしい、破壊的なスクリームでたたみかける場面もあれば、コーラスかぶせて美しく仕上げる展開もあり、全く飽きさせません。
6.Knife vs. Face Round 1
イントロのギターのアルペジオからの展開が素晴らしい。ドラミングも本当に凄い、この曲にこのドラムパターンを考えるとは天才か・・・。闘いの後に、ピアノとクリーンボーカルのシーンに入ってエンディングを迎えるような感じも良い。。
10.Daniel, Where’s the Boat
この曲もピアノが良い仕事をしている、メタルコア、メロデスの名曲にはピアノが暗躍している。。。
以上、Drop Dead, Gorgous の「In Vogue」のレビューでした。とりあえず、買うなら、Dressed for Friend Requests のYoutubeでも視聴してから買うのがおすすめです。耐性ない人が聴くのは厳しいかも・・・。