エマロサ(Eamarosa)のデビューEP「This Is Your Way Out」は良かったんだが・・

メタル

今回はスクリーモのアルバムのレビューです。アメリカのテキサス州のポストハードコア、スクリーモバンドの話です。デビューEPの「This Is Your Way Out」が個人的にメロディックかつ、なかなかヘビーで好きなサウンドだったのですが、1stアルバムの「Relativity」から既に方向性がぶれだして、、、残念ながら、最終的に、スクリーモとも呼べないサウンドになってしまったのですよね・・・。

デビューEPの「This Is Your Way Out」が良かっただけに、残念でならない・・・。まさか、デビューEPがピークになるとは。。

Emarosa(エマロサ)の数少ない名盤は「This Is Your Way Out」で決まりか・・

Emarosa 「This Is Your Way Out」
2007.米国
スクリーム・・・4割
評価・・・91点

2007年リリースのデビューEP「This Is Your Way Out」、7曲だが、どれもキラーチューン揃いの魅力的なスクリーモサウンドを聴かせてくれる。捨て曲の多い、10数曲のアルバムとかよりも、よっぽど完成度が高い。。

スクリームとギターの不協和音を中心に攻撃的なヘビネスを表現して、そこに、クリーントーンのギターにディレイ、リバーブかけたりして、かなり繊細なサウンド。更にエモいクリーンヴォーカルに、叙情的なシンセサウンドも混ぜてくるあたりは、クリスチャンメタルコアとかが好きならどハマりするかも。。なぜか、スクリーモなのに、Luna Seaっぽい(?)とか思う箇所もあったりするw

ギターがディレイを上手く使ってると、なんとなくLuna Sea っぽく聴こえる気がする。。



01 He Is Ocean、水を彷彿させる繊細なシンセサウンドから、リバーブの効いたトレモロで導入。2曲目の I Am Waves につなげて、なかなかヘヴィーなギターリフから、不協和音の連発と、クリーンヴォーカルの対比でしびれさせてくれますw

03 Armageddon、この曲も、スクリームと、不協和音で攻撃的に攻めて、、サビのヴォーカルラインが叙情的で聴きごたえがあります。クリーンヴォーカルがいい仕事するから、ギターの不協和音もより破壊的に聴こえますね。。落差が大事?

4曲目以降も、そんなわけで、捨て曲がない名盤と思います。。このまま、1stアルバムも方向性がぶれなければ、本当に良い作品を製作してくれそうだったのが本当に悔やまれます。。