XPDUSD(パラジウム) を海外FX口座で取引できるブローカーを調べてみました。Youtuberで、今年オーストラリアの株価指数で一撃1億円を達成した、あの天才的なトレードをするオーリーさんが最近パラジウムの空売りに挑戦しているらしいので、チャンスがあれば自分も・・・。と思い、自分で開設済みのブローカーを中心に調べてみました。
パラジウム(XPDUSD)の取引は扱っているブローカーが少ない。
調査をしてみて改めて、思ったのが Palladium を扱っているブローカーがそもそも少ないですね。個人的に開設済みの中では、TitanFX とAxiory のみでした。XMはパラジウムの先物で扱っているようでした。
XPDUSDは非常にスプレッドが大きい
私も、常日頃、通貨ペア、コモディティを選ぶ際に低スプレッドなペアを狙っています。基本ドル円(USDJPY)、ユーロドル(EURUSD)、ユーロ円(EURJPY)しかトレードしません。コモディティなら金(XAUUSD)、株価指数CFDならニューヨークダウとナスダックです。取引量の多いそれらと比べると、パラジウムはやはり非常にスプレッドが広いです。
今回は9月30日(月)の日本時間13時台を自分がトレードしているMT4で調査してみました(リアルのスタンダード口座で調査しました)取引の活発な時間帯や、取引の閑散な時間帯はスプレッドの開きはかなり違いますので、あくまでご参考まで。
ブローカー | スプレッド目安 |
---|---|
Titan スタンダード口座 | 36pips前後 |
Axiory スタンダード口座 | 40pips前後 |
36pips のスプレッドがどれだけキツイかと言いますと・・・ドル円で例えると、36銭のマイナススタート。1Lot(10万通貨)のポジションを持つと、-36000円です。0.1 Lotでもー3600円。これをまず取り返さないと利益が出ないのです。。それでも、4pipsの差でも小さいに越したことはないので、AxioryよりTitanFXでトレードするのがお薦めでしょうか。

パラジウムは初心者向きではない
まず、ポジションを持った時に、スプレッド分だけマイナスでスタートするわけですが、パラジウムのスプレッドを考えると、まずスプレッドのマイナス分を取り戻すのは難儀しそうです。ベテラントレーダーで、ポジションを持つ前からスプレッドの損失分を計算できていればいいですが、初心者の方は驚かないように予めインした瞬間に日本円でいくらのマイナスになるか計算してトレードに入るべきでしょう。
マイナススワップも考慮に入れなければならない。
スプレッド分の損失を解消して、はじめて利益確定できるわけですが、思った方向へ動かない場合は日を跨いで行って、気づけば長期保有なんて事もあるかもしれません。その場合はマイナススワップが発生する場合もあり得ます。というより、ロング、ショート共にマイナスのスワップになるでしょう。(調査した日はどちらもマイナスでした)
タリタリを通じてキャッシュバック口座を開設すれば、パラジウム取引でも取引量に応じてキャッシュバックが戻ってきます。
Titan スタンダード口座 (STP) | 4 USD |
Titan ブレード口座(ECN) | 1.2 USD |
1 Lot (USDJPYで10万通貨)の取引につき、キャッシュバック額は以下のようになっています。(2019年9月30日時点)1Lotのトレードで往復すると、400円程度のキャッシュバックリベートがありますので、大ロット、高頻度のトレードする方ですと、一ヵ月で数万円、数十万円のキャッシュバックになることもあります。ご参考は以下の記事になります。
まとめ
正直、パラジウム取引は新米トレーダーにはとてもお薦めできません。本当に大きく利益を得られる自信がなければ、手を出さないのが賢明かと思います。最低でも100pips以上のTPを得られないなら、リスクに見合わないと思います。それでも、数百pipsの利益を得られる可能性に賭けられるメンタルがあるならば、挑戦するのが良いかと思います。
36pipsのスプレッドはスキャルピングに向いているとは言えませんし、マイナススワップを考えると長期保有も厳しいでしょう。スイングトレードで数百pips抜きを目指すのがベストなのでしょうか。
